ジムカーナレッスン


☆競技車輌製作の基本(お金がかかるので特に慎重に)



■車輌製作の基本は納得できるパーツをいかに効率よく取り付けるかである。

■安さを売り物にしている『コンプリートカー』の中には取り付けるパーツの選択基準が
その性能よりも値段を重視している場合があるので
自分の希望するメーカーのパーツが付いていない限りあまり奨められない。

■改造を少しずつするのは一つ一つのパーツの性能を確認する事では良い方法であるが、
自分自身で取り付けない限り工賃がダブりコストが余分にかかる。
また、最初に付けたパーツが最後に付けたパーツに比べて消耗している場合があり
競技車として常に完璧な状態にならない事がある。

■初めて作る競技車輌の製作は競技規則に精通している信頼できるモータースポーツ専門ショップに全面的に委任する。

■ショップに依頼する際には必ず製作予算を提示し、十分に相談すること。

■製作終了後にショップから取り付けしたパーツの内容明細をもらうこと。
(競技会の参加申込書を書く上で必要になる。)

■外したノーマルパーツは必ずショップから受け取り自分で保管しておくこと。
(車を売るときの為に)

■ローンを組んだり借金をして改造をしていると、
マシントラブルに於ける修理代やメンテナンス代・タイヤ代等の出費が発生した時に困ることが多いので、
十分な資金(60万円以上)が貯まるまで改造を我慢した方が良い。
ただし、資金が貯まるまで改造費用のあまりかからない車両規定クラスに参加したり
各種の練習会に参加したりして、ドライビングテクニックは十分に磨いておくこと。

■少ない予算でどうしても改造したい場合には、
ショップと相談して絶対に必要なパーツの取り付け優先順位をきめること。
ただし、予算がないからと言って値段だけででパーツを選択すると、
後で買い換えることになり必ず損をする事になる。



☆機能パーツ選択の基本(注意:安物買いの銭失い)



■価格の高い安いでは決めずに性能を重視すること。

■競技会や練習会で動きの良い車に装着されているパーツを確認する。

■実際にそのパーツを使って競技会に参加している人に性能についてよく聞いてみること。

■自分のドライビングスタイル(ドリフト派・グリップ派等)が確定している場合は、
似たスタイルの上級ドライバーのセッテイングを真似してみるのも良い方法である。
ただし、真似をする場合はタイヤも含めて全てコピーすること。

■全日本選手権の一部のトップドライバーの中には市販されていない特殊なパーツや試作パーツを
使用している場合があるので、真似をする場合には良く確認すること。



☆ジムカーナの機能パーツ(お金で速さを買えるのか?)

ブレーキパッド:(PN/N/SA/B車両)

ジムカーナの醍醐味であるサイドターンやブレーキングドリフトをする上で絶対に必要なアイテムである。
ストリート用やレース用パッドは選択しないこと。ブレーキパッドを選択する際にはリヤの効きだけでなく、
前後のブレーキバランスも重要なので、フロントパッドを十分に吟味することが大切である。
フロントパッドはコントロール幅が広くタイヤロックしにくいものを選ぶこと。
お薦め品


スリットブレーキローター:(SA/B車両)
リジット・スリットローター
ローターのスリット化の最大のメリットはブレーキパッドの表面のコンデションを一定に保てる事である。
特に連続したハードブレーキングで生じたパッド表面の炭化した部分をフレッシュにしたり、
耐フェード性能を向上させるなどの効果が期待できる。
ただし、パッドの消耗はやや早くなるデメリットもある。


ショックアブソーバー:(PN/N/SA/B車両)

ジムカーナにおける車輌の激しい動きを抑える為に必要なアイテムである。
初心者でも価格の安いストリート系ショックではなくオーバーホールが可能な
ジムカーナ専用品(減衰力及び車高調整機構付)を選択した方が後々後悔しなくてすむ。
※PN車両はピロアッパーマウントや強化アッパー等の使用は不可。
〔お薦め品


スプリング:(PN/N/SA/B車両)
リジット・サスペンションスプリング
より速く走る為に必要なパーツであるが、バネレートの選択は操縦性やタイムに大きく影響するので慎重に選びたい。
ショックアブソーバーとのマッチングが重要なので選択はプロショップに依頼するのが安心である。
スプリングメーカー毎に同じバネレートでも特性が異なるので使用する際には同一メーカーで揃えるのがお薦めである。


スタビライザー:(N/SA/B車両)
リジット・スタビライザー
前後の荷重移動は妨げずに、コーナリング時のロールを減らし
対地キャンバー角の変化量を減らすパーツで、
サスペンションセッテイングの隠し味的なものである。
装着するとスラロームの通過速度とターンの旋回速度が上がる。
装着はショックとスプリングでかなり煮詰めたセッテイングをした後で試した方が良い。


ピロアッパーマウント:(SA/B車両)
リジット・ピロアッパーマウント
サスペンションが直巻タイプの場合にその効果を十分に発揮するパーツで、
購入する場合にはキャンバー角が調整出来るタイプの物をお薦めする。
ただし、キャンバー角を調整するとアライメントが変化するので、
調整した場合には必ず「トー」の調整も必要になる。
なお、必要以上にキャンバー角を付けすぎると操縦性の悪化や
ハブベアリングへの悪影響等が考えられるので注意したい。


ジムカーナ用タイヤ:(PN/N/SA/B車両)


現在国産のジムカーナ用タイヤ(ナンバー付車輌用)は4社から発売されており
性能的には各社ほぼ同一であるが、ドライビングの方向性はメーカーによってかなり異なっているので、
自分の目指すドライビングスタイルの人が使用している物を選ぶこと。
ただし、全日本選手権ドライバーより、地元の地区選手権ドライバーの走りを見て判断したほうが良いと思う。
また、使用するサイズはやたら太いサイズが良い訳ではないので、十分に検討すること。
使用可能なタイヤ銘柄やサイズは参加クラスで異なるので規則を良く読んで選択すること。
PN車両クラスは別途規制あるので要注意。


タイヤカバー:(PN/N/SA/B車両)

車室内へのタイヤ積み込みの際のシートの汚れ防止の必需品。
室内へのタイヤ臭の拡散も防止します。
〔お薦め品


LSD:(PN/N/SA/B車両)

ジムカーナ車輌に限らず各カテゴリーの競技車輌の必須パーツである。
価格も高く、タイムに大きく影響するパーツなので選択は慎重にしたい。
実際に使用しているドライバーやチューナーに相談して決めた方が安全である。
また、市販状態でベストセッテイングになるLSDはほとんど存在しないので、
取り付けはLSDのノウハウがあるショップに依頼した方が無難である。
お薦め品


ファイナルギヤ:(N/SA/B車両)
低速トルクの痩せているNA車には必需品である。
特に、ファイナルギヤをローギヤード化すると、初中級者には乗りやすくなるので、
LSD装着時やミッションオーバーホール時に取り付けを検討した方が良い。
ただ、スポーツオプションのファイナルギヤはかなり高価なパーツなので
純正のグレード違いの車種の中にローギヤードな物が有ればそれを装着する方が得策である。
なお、ファイナルギヤをローギヤード化すると、燃費や走行騒音の面でデメリットが生じるので、
ファミリーユースには不適当である。


クロスミッション(SA/B車両)
通常はファイナルギヤとセットで交換する場合が多いが、
最近の純正ギヤー比は昔に比べて比較的クロスしているので、
ファイナルギヤを交換してから装着を検討したほうが良いと思う。
むやみにミッションをクロスさせるとかえって乗り辛くなり、タイムダウンする場合があるので要注意。


クラッチカバー&ディスク:(PN/N/SA/B車両)

ハイグリップタイヤを履き激しい走りをする競技車の必需品であるが、
軽量でパワーの小さい車ではノーマルで間に合う場合がある。
クラッチカバーは圧着力が高い方が半クラッチコントロールがしやすい。
微妙なクラッチコントロールをするためには、メタル系のクラッチディスクは上級者や4WD車以外には奨められない。
※PN及びN車両ではディスク枚数の変更が認められていないので注意が必要である。
お薦め品


軽量フライホイール:(SA/B車両)
リジット・フライホイール
比較的手軽にエンジン特性を変化させることができるパーツで、
ターボ車やNA車のトルク重視型のエンジンにはお薦めパーツである。
特にターボ車ではブーストの立ち上がりや良くなり直接的にタイムアップに結びつく。
ただし、NA車の低速トルクの痩せている車の場合にはローギヤードなファイナルギヤとの併用が望ましい。
なお、軽すぎるフライホイールはノーマルエンジンには弊害が発生する場合があるので、
ノーマルエンジンに適した製品を選択して欲しい。


エンジンマウント:(PN/N/SA/B車両)
リジット・エンジンマウント
エンジンのアクセルオンオフでの振れを防ぎ、エンジン出力をレスポンス良く路面に伝える為に
必要なパーツであるが、装着するとエンジンの振動や騒音がダイレクトに車内に伝わるので
ファミリーユースがメインの車は十分に検討した方が良い。
また、製品によっては交換すると、エンジン位置が上がったりずれたりする物も有るので注意すること。
なお、エンジンマウントのブラケット形状が純正と異なる製品は使用不可と言う規定があるので注意すること。
※PN/N車両では材質の変更が出来ないので購入の際には注意が必要である。
お薦め品


サスペンションブッシュ:(N/SA/B車両)
リジット・サスペンションブッシュ
サスペンションのゴムブッシュを強化しサスペンションの余分な動きを規制して、
ジャダーを防ぎサスペンションの剛性をアップさせる為に必要であるが、
車種によってはノーマルブッシュの方が良い部分もあるのでチューナーと良く相談すること。
ピロボールブッシュは装着部位によっては弊害のある場合もあるので全てをピロボールにするのは考え物である。
またグリスアップ等のメンテナンスもこまめに行う必要がある。
※PN車両では交換不可、N車両では材質の変更が出来ないので購入の際には注意が必要である。
お薦め品


アルミホイール:(PN/N/SA/B車両)

選択基準は適切なリム幅とオフセット・高剛性・軽量とするが、軽量でも剛性不足のホイールは選択しないこと。
適切なリム幅やオフセットは装着するタイヤメーカーや車種・装着位置によって異なるので十分に検討すること。
フェンダーからタイヤが外にはみ出すと違反になるので特に注意が必要である。(スポーク部分のはみ出しも不可)
お薦め品


超ショートゴムバルブ:(PN/N/SA/B車両)

金属製エアーバルブでの破損リスクを回避する為に競技車両ではゴムバルブの使用を薦めます。
お薦め品


ジュラルミンホイールナット:(PN/N/SA/B車両)
リジット・ホイールナット
ジュラルミンホイールナットの使用は軽量化の目的ではなくハブボルトの破損防止の為なので是非装着した方が良い。
ボルトは舐めても現地で簡単に交換出来るがハブボルトが折れると簡単には現地修理出来ないため。
スチールナットは錆びによる固着やハブボルトの破損の可能性が高いので薦められない。
交換時及び走行前にはトルクレンチで適正トルクの確認を行う事。
お薦め品


ストラットタワーバー:(N/SA/B車両)
リジット・タワーバー
車の挙動特性を変える為のボディパーツで車種によっては不要な場合もある。
取り付けるとボディのしなりが減りコーナリング限界が上がる。
パーツを選択する際には取り付け効果のあまり期待できないジョイント付きの物やアルミ製の物はお奨め出来ない。
スチール製のジョイントレスタイプが価格も安く取り付け効果が期待できる。
※PN車両は装着不可。N車両では、取り付け位置により使用できない製品もあるので注意が必要である。


牽引フック:(PN/N/SA/B車両)

競技規則で前後に牽引フックの装着が義務付されているので、車種によっては追加装着が必要となる。
フックには金属製と布製があるがアルファではより安全な可倒式の金属製を推奨している。
お薦め品


エアーフィルター:(PN/N/SA/B車両)

絶対に交換した方が良いとは言えないが、多少のエンジンレスポンスアップは期待出来るので、
わざわざ純正フィルターを競技専用で別に用意するのであれば、競技用フィルターに変えた方が得である。
ただし、吸入効率の良いフィルターは濾過能力が劣る場合もあるので
使用は競技会場内だけに限定した方が良い。
なお、やたらに抜けの良いエアークリーナーはトルクの低下を招く場合もあるので注意して欲しい。
※PN車両及びN車両では、純正形状フィルターに限定されているので注意が必要である。
お薦め品


タンクカバー:(PN/N/SA/B車両)

車種によっってはハードな走行でブレーキフルードがリザーバータンクから漏れ出す事がありますので
ブレーキフルードはボディの塗装を侵しますので予防的に装着する事を薦めます。
なお、素材は難燃性又は耐火性の素材の製品を選択する事。(軍手等を流用するのは論外)
お薦め品


吸気系アルミパイプ:(SA/B車両)
マフラー等の排気系チューニングよりもハッキリ体感出来るチューニングであるが、
選択する製品によってはタイムダウンする可能性があるシビアなセッテイングを要求されるパーツなので、
十分な実戦テストを施した製品を選ぶ事が大切である。
セッテイングが決まればかなりの効果が期待出来る。


マフラー:(SA/B車両)
マフラー
マフラー交換により多少のエンジン出力の向上やエンジン特性の変更が期待できる。
ただし、市販マフラーの中には保安基準に完全に適合していない製品も存在するので
購入の際には十分な注意が必要である。
また、経年変化で音量が基準値を超える場合も考えられるので、定期的に音量測定をするべきである。
なお、マフラーに関しては各イベント主催者が任意に規制出来るので、
参加予定のシリーズ事務局や主催者に事前に確認をとる必要がある。


FRP軽量ボンネット:(SA/B車両)
リジット・ボンネット
操縦性能の向上等により、思った以上にタイムアップに貢献するアイテムではあるが、
車両規則で補助固定金具(ボンピンやリンチボルト等)の装着が義務付けられている。
なお、製品を購入する際にはボンネットの取付部の強度等を良く確認してから購入する必要がある。


軽量バッテリー:(PN/N/SA/B車両)
軽量バッテリー
スバル車等の様に極端に重いバッテリーが標準装着されている車種や、
1600クラスのNA車ではかなりの効果が期待できるが、
輸入品のドライバッテリーは価格的に高価なことと、何処にでも売っている訳ではないので
メンテナンス的にもあまりお薦めできない。
最近オートバイの大型化に伴ってかなり進化したバイク用バッテリーがお薦めできる。
ただし、エアコン・オーディオ等の電装品を多く装備している車の場合には
やや大きめ(12BS)の物を選択するのが良いと思う。
車両重量がギリギリの車種では最低重量を下回る可能性があるので交換は慎重に。


プラグコード:(PN/N/SA/B車両)
昔に比べ純正のプラグコードも技術の進化でかなり良くなっているので、
わざわざ交換する必要は無くなっている。


点火プラグ:(PN/N/SA/B車両)
高回転で連続走行する競技と違い、ジムカーナは1〜2分の競技なので
CPUの書き換えを行っている車両以外ではレーシングプラグ等に交換する必要性は無い。
また、ノーマルエンジンに装着するとかえってエンジンに悪影響を及ぼしたり
走行タイムに悪影響をおよぼす製品もあるので要注意。


ボディ補強:(N/SA/B車両)
現在の車はジムカーナ走行程度では、極端に堅いスプリングや無茶な運転をしない限り特にボディ補強は必要無い。
下手な補強はかえって車体の寿命を短くする場合がある。
また、補強しないと早く走れないと言われている様な車は元々選択するべきではない。
(改造費が高くなる為)



☆室内装備(必要に応じて付けましょう)

フルバケットシート:(PN/N/SA/B車両)

ジムカーナでの強烈な横Gに耐えるには、座った時に体が動く様な製品は絶対に避けるべきである。
また、剛性感の無いシートも安全性の面でお奨め出来ない。
出来ればシートの先端部の立ち上げが高くニーレストに使える要になっているシートが奨められる。
選択をする際には、必ず実際にそのシートに座ってみること。


フルバケットシートカバー:(PN/N/SA/B車両)

大切なフルバケットシートを汚れや焼けから保護するシートカバーの装着を薦めます。
お薦め品


ステアリング:(PN/N/SA/B車両)
選ぶ際には余り握り部分の太いものやスポーク部の剛性の無い物は避けた方がよい。
変なステアリングに交換するなら、純正の方が剛性があり安全性も高い。
テレスコ&チルト式ステアリング機構のある車種ではあえて社外品に交換する必要性は少ない。


シフトノブ:(PN/N/SA/B車両)

近年の新型車輌の純正シフトノブは大きく重いので、是非交換したい。
競技では必ずレーシンググローブを装着して走行するので、握り部分の細い物が良い。
また、アルミ製は重量が重いので樹脂製が奨められる。
お薦め品


ヒールプレート:(PN/N/SA/B車両)

競技走行中はマットは取り外すのでカーペットがむき出しになり、経年使用によりカーペットに穴が開きます。
それを防止する為にもヒールプレートの装着は必須です。
取付はマジックテープ又はリベットでの取付になりますがカーペットが新しい場合にはマジックテープでも問題はありません。
お薦め品


クラッチストッパー:(PN/N/SA/B車両)

クラッチペダルのストロークが多く適正なドライビングポジションを確保できない車両の必需品です。
ハードな競技使用にも耐えられる製品を選択すること。
お薦め品


アクセルペダルカバー:(PN/N/SA/B車両)

アクセルペダルとブレーキペダルとが離れている為にヒール&トーがやり難い車の必需品です。
競技車両には安易な装着方法でなくボルトオンで確実に固定出来る製品が適しています。
お薦め品


ロールバー:(PN/N/SA/B車両)
安全性を求めて装着するのは良いと思うが、
ボディの剛性アップや補強を目的に装着するのはあまり奨められない。
闇雲に装着すると車体への入力が変わりかえって車体の弱い所に亀裂が発生することがある。
また、確実に車が重くなる。


メーター類:(PN/N/SA/B車両)
リジット・コンペティションメーター
NA車の場合には、オイル等のテストで使う以外には特に必要性は無いが、
TURBO車の場合はターボチャージャーのコンディションチェックや保護の為に、
ブースト計やタービン温度計ぐらいは装着したい。


☆安全装備(絶対に安物は買わないで!)

シートベルト:(PN/N/SA/B車両)

ジムカーナは他のモータースポーツに比べ比較的安全性は高いが、
クラッシュや転倒の可能性は常にあるので、安全装備であるシートベルトは特に良い物を選びたい。
ベルト選択の基準は、〔ゆるみにくく・ゆるめやすい〕・〔ベルト素材が厚くしなやか〕・
〔肩/腰ベルトが太い〕・〔ワンタッチで脱着できる〕等である。
また、4点式よりも腰ベルトが上に持ち上がらない5点式以上がお薦め。


シートベルト:(PN/N/SA/B車両)

シートベルトのアイボルトの取付方法は安全を十分に考慮したJAF国内競技車両規則に準じる事。
お薦め品


ヘルメット:(PN/N/SA/B車両)

競技規定に合った規格品であれば特に問題ないが、出来るだけ軽い物を選択したい。
形状はジェット型でもフルフェイス型でもどちらでも好みで決めてかまわないが、
安全性の上ではフルフェイス型を奨めたい。(オープンカーはジェットタイプは不可)
また、大きすぎたり小さすぎたりしては絶対にいけないので購入する時は必ず試着すること。
(メーカーやモデルによって大きさが多少違うため。)
また、大切なヘルメットを保護するためのヘルメットバックも用意したい。
なお、JAF公認競技会においては製造後10年以上経過したヘルメットは使用出来ない。
お薦め品


フェイスマスク:(PN/N/SA/B車両)
本来は炎からドライバーを保護するための物で、
安全性の高いジムカーナでは不要であると思われがちであるが、目の中に汗を入れなくしたり、
ヘルメットを長持ちさせるためにはぜひ使ってみて欲しい。
(マスクは洗濯できるが、ヘルメットはなかなか洗えないから)
ただし、マスクを使う場合には、ヘルメットのサイズを1サイズアップする必要が生じる場合がある。


グローブ:(PN/N/SA/B車両)

選択に当たっては、手のひらの皮が厚すぎず初期からのグリップの高いものを探すこと。
また、実際に試着して手のひらや指の先端の余りが無いかを必ず確認すること。
また、手のひらをステアリングを実際に握った状態に丸めて、だぶつき具合も確認すること。
ジムカーナではFIA公認は必要無いが難燃又は耐火性のある製品を選ぶこと。
(立体裁断のグローブの方がだぶつきは少ない。)
お薦め品


レーシングスーツ:(PN/N/SA/B車両)
テトラックス・レーシングスーツ
レーシングスーツはダブダブしたり小さかったりしては、かえって買わないほうがましである。
機能スーツなのにサイズが不適当では運転に障害になる場合が多い。
フルオーダー品でなくても、せめてセミオーダー品を選びたい。
既製サイズを購入する予算しか無い場合は必ず試着しフィッテイングを確認をすること。
試着した時は必ず椅子に座ってみるか、屈伸運動をして、たるんだり突っ張ったりしないかを確かめること。
また、1着目はシングルレイヤー品でもかまわないが、2着目以降はやはりダブルレーヤー以上の物をお奨めする。
(1着目のシングルは練習用にし、2着目を本番用にする。)


レーシングシューズ:(PN/N/SA/B車両)

レーシングシューズを履く主な目的は、ペダルからのインフォメーションを足の裏にダイレクトに伝える事と、ペダル操作をしやすく事である。
レーシングシューズは靴底が薄く・踵の部分に滑り止め加工が施してあり・重量の軽い物を選ぶべきである。
ジムカーナではFIA公認等は必要無いが素材が難燃又は耐火性の物を選ぶこと。






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