TOYOTA レビン&トレノ

レビンAE86
レビンGT AE86 (1983年)

TE71からのフルチェンジで発売され直ぐに購入した、当時最先端の4AGエンジンを搭載した新型レビンである。トヨタの1600クラスFRスポーツの最終モデルで発売後14年経った今でも若者に人気があるとても幸せな車だ。残念ながらアルファレビンはラリーデビュー戦でクラッチトラブルでリタイヤし続く2戦目には、群馬県にある「車坂峠」の「暗闇沢橋」の左コーナーを直進し沢に転落、全損にしてしまった。ただ、この車体はキャロッセの大井選手に引き取られて再生しダートラの改造クラスで大活躍した。初期型の4AGエンジンは従来の2TGに比べエンジンスポンスが素晴らしく良かったが、レビンの異型ヘッドランプは丸目4灯式のTE71に比べ非常に暗く、ラリーで転落したのもそのせいだと今でも思っている。写真は雑誌取材で走行した近所のダートでの1コマ(昔は近所に結構ダートコース?が多かった。)


レビンAE101
レビンGT AE101 (1991年)

ジムカーナ・ラリーのパーツ開発の為にアルファの社員ドライバー赤沼選手が用意したAE101レビンである。あまりの遅さに本人が嫌気をさして直ぐに転売してしまった。(嘘つき5バブルとカッコの良い外観に騙されたとは本人の弁)ただ、サスペンションとボディ剛性は非常に良かったのだが。写真は「丸和スポーツランド那須」の練習会での1コマ


トレノGT AE86
トレノGT AE86 (1983年)

AE86レビンをラリーで全損したのでパーツ開発用に急遽再購入した。2台目にはトレノを選んだのはレビンのヘッドライトがあまりに暗かった為で、ヘッドライトを交換できる角目2灯式のトレノの方が良いと思ったからである。ただ、ヘッドライトをリトラクトすると「ブス」なのが気になったが。僕自身はこの車ではジムカーナに1戦参加しただけで、後はテストの時だけしか乗らなかったが、友人の近藤選手とアルファの専務がコンビを組んでラリーに数戦参加した。個人的には白と紺ツートンの「アルファカラーリングトレノ」が今でも一番カッコが良いと思っている。


トレノGTV AE86
トレノGTV AE86 (1984年)

この頃の一般的評価は「AE86はラリー・ダートラ・ジムカーナではリヤドラムブレーキのGTが当たり前で、リヤディスクブレーキのGTVは不利である。」と言うものであった。(当時はサイドターンの出来るリヤパッドが存在しなかった。)反骨精神と負けず嫌いなアルファ店長の高橋がジムカーナでの可能性を信じて購入したのがこのGTVである。この車でリヤのパッドテストを随分と沢山やった思い出がある。ただ、ジムカーナ用のセミレーシングタイヤを装着したパワステの無いGTVのステアリングの重さには閉口した。また、この頃に「初心者には70タイヤ、上級者は60タイヤが良い」等と今では笑い話の様な議論が有ったのを記憶している。この写真は「筑波サーキットジムカーナ場」のイベントでの1コマ。


トレノGTZ AE92
トレノGTZ AE92 (1987年)

AE86の生産が終了し発売されたのが、このスーパーチャージャー装着のAE92型トレノGTVである。この車は当時の1600クラスでは最速の車であったが、フロントLSDの設定が無く、ターンの時にはそのパワーを生かし切れなかった。また、3輪走行をし易く「馬の小便」と随分回りから悪口を言われたが、サーキットでは直進性も高くコーナリングも安定して速いので、結構僕は気に入っていた。この頃はジムカーナでの実戦テストの為にMR2(AW11SC)と2台を使い分けていた。写真は走行会で走ったFISCOの直線での1コマ。





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