TOYOTA FFスターレット

スターレットEP71
FFスターレットSi EP71 (1984年)

スターレット(KP61)のフルチェンジに伴って購入したのが、このEP71型のFFスターレットである。今回は気分転換で黒色の車にシルバーのラインを入れたが、雑誌社のカメラマンから「このカラーリングは夜間撮影すると車が良く判らなくなるから辞めて欲しい。 闇夜のカラス」と指摘されガッカリした。(昼間はとても綺麗なのに)デビュー戦は84年の全日本最終戦「R8石川ラリー」で車高設定が低すぎてゴール直前にジュラルミン17Sのアンダーガードがすり切れて脱落した思い出がある。この車は翌年の「関西ラリー」のダートラ場のSSで横転し全損してしまった。すぐに買い換えたEP71もこの年の「ツールド東北」と「栗駒山アルペンラリー」で連続コースアウトで、ついに廃車になってしまった。1985年は8戦中4戦もリタイヤする最悪の年であった。(今でこそ良い思い出になっているが、当時は精神的にかなり辛かった。)この写真は1985年の「ツルード九州」のスタート地点での1コマ


スターレットEP71
FFスターレットRi EP71 (1985年)

EP71の3台目で、自分でドライブするラリー車としては最後の車となった。1986年のいわゆる「5/1規制」の影響でシートベルトとロールバー等の安全装備が装着できなくなり、生命の危険を感じて「モントレー86」を最後にラリーからジムカーナに活動の主体を移す事になった。写真は「モントレー86」の宝台樹スキー場でのSSでの1コマ。ノーマルスプリングやノーマルミッション・LSD未装着車で走るダートの恐怖を十分に味わったラリーであった。

スターレットEP71
FFスターレットRi EP71 (1987年)

この車はリジットワークスドライバー岡野博史選手の2台目のEP71型スターレットで「RIGIDカラーリング」を初めて採用した車でもある。10年以上たった現在でも岡野選手の車はこのカラーリングを施している。アルファのFFスターレットの本格的ジムカーナセッテイングは主にこの車で行い、岡野選手自身もジムカーナの基礎テクニックを学んだエポックメイキングな車である。ちなみに、岡野選手の入門したころの車は家で買ったエアコン・サンルーフ付の「EP71Si」であった。入門し基礎を学ぶにはやはり小排気量のFF車が最適であると今でも思う。今でこそ全日本でビックパワーのランサーをドリフトさせて走っている岡野選手にもこの様な入門時代があった事を忘れないでほしい。写真は「関越スポーツランド」でのテスト風景。


スターレットEP71turbo
FFスターレットGT EP82 (1986年)

この車は、ダートラ・ジムカーナの開発テスト用に購入したEP71TURBOの初期型モデルである。残念ながら購入後に「5/1規制」が始まったので開発を中止し転売してしまった。イベントに使用したのは東京の大井競馬場で行われた「ISCCジムカーナ」だけと言うとても不幸な車であった。写真は「関越スポーツランド・旧ダートラ場」での湯川選手ドライブによるダートテストの1コマ。


スターレットEP82turbo
FFスターレットGT EP82 (1993年)

EP82型スターレットのダートラセッテイングの為にアルファの社員ドライバーである赤沼選手が購入した車。ジムカーナでは全く使いものにならなかったが、ダートラではポテンシャルが高く1995年まではクラス最強の車であったが、現在はクラス区分の変更でスターレットターボは苦しい戦いをしいられている。写真は「オートガーデンアミ」での練習走行の1コマ。




BACK

HOME