☆ジムカーナの魅力(やって見なければ判らないこの魔力)
■普段使っているナンバー付の車で気軽に参加できるクラスの設定がある。
■レースの様に集団で走行する訳ではないので、他車との接触事故等が無いので安全性が高い競技である。
■舗装路面を走るのでダート走行に比べて車へのダメージが少ない。
■参加型モータースポーツとして、自分のテクニックと愛車の性能のすべてを合法的に試せる。
■日常生活では決して体験出来ない様な緊張感を味わえる。
■ジムカーナは1日に2トライで合計2〜3分しか走行しない競技であるが、
その集中力は1トライに半日分の時間を費やすほど高いもので、ゴールしたときの開放感は最高の魅力である。
■峠では、『自分が1番速い』と言う人間が何人も存在できるが、
ジムカーナでは公平な第3者が順位決定をしてくれるので、1番は1人しか存在できない。
■改造範囲や排気量等でのクラス区分があるので、車の性能差や経済力よりもドライバーの技量が成績を左右するので、
経済力の無い若い人でもテクニックさえ磨けば、優勝するチャンスがある。
■共通の趣味を持つ友人が増える。
■常に限界走行をするので、ドライビングテクニックが確実に向上する。
■ドライビングテクニックの向上を成績の向上度合いで客観的に判断できる様になる。
■勝って表彰台に上った時の、優越感と満足感は何物にも代え難い。
■勝てば賞品がもらえたり、雑誌に名前や写真が掲載されることがある。
■体力的ハンディが無い競技なので、60歳を超えても勝負できる。
(趣味として長く楽しめる。)
■恋人や友達と1台の車で2人同時に参加(Wエントリー)できるので、経済的に楽である。
■ドライブやピクニック気分で家族サービス・恋人サービスに競技を利用できる。
☆ジムカーナの楽しみ方(楽しく永くモータースポーツ)
■1人で参加するより、気に入ったクラブに所属して仲間とワイワイ参加した方が楽しめる。
■勝ち負けだけを考えず、1日を楽しく過ごす様にすること。
■初めて会った人に積極的に話しかけて、友達を増やすこと。
■自分が走り終わっても、仲間や他の人の走りを応援すること。
(車の中で1人で居るのはつまらない。)
■自分の経済力を考えずに高い車やパーツをローン等で購入していると、
長くジムカーナを楽しめなくなるので、常に自分が無理なく出来る範囲で活動すること。
■人それぞれの本来持っている能力には個人差があると割り切り、たとえすぐに勝てなくても、
長くやっていれば、いつかは必ず勝てると思うこと。
(事実長くやっていれば、必ず勝てる様になる。)
☆ジムカーナで上達するには(まずは人間関係から)
■競技活動をしながらも貯金をして、常に資金(車輌の買い換え代やメンテナンス代等)を確保しておくとこ。
■普段から運転の仕方を考え、継続的に効率の良い練習をする。
■自分の運転の欠点を早く見つけて直すこと。
■遅い原因を車やセッティングが良くないからと思わないで自分の技量不足を反省すること。
■良い先輩・師匠・クラブ・ショップを選ぶ。
■人のアドバイスには素直に耳を傾ける。
■雑誌やSNSで得た情報を鵜呑みにしない。
■長く活動出来るように環境(家族や職場の理解)や体制(良いクラブやショップ)を整える。
■普段の仕事を一生懸命して、有給休暇を取りやすくする。
☆ショップの選択(選択しだいでモータースポーツ人生が変わる?)
■ジムカーナ車輌の改造を依頼するショップやメンテナンスガレージは慎重に選ぶこと。
ショップやメンテナンスガレージの選択如何で成績が大きく左右される。
■やたらに高額なパーツやそのショップで試した事もない様なパーツを奨めるショップは絶対に避けること。
また、競技規則を無視するような改造を行ったり競技規則に精通していないショップは選択しない事。
■ショップは単に近所にあるからとか、部品や工賃が安いという理由だけで選ぶべきではない。
■ショップオーナーやメカニックがモータースポーツ実戦経験者であることが望ましい。
■練習会や競技会で動きの良い車輌を探し、そのドライバーから車輌を製作したショップを聞く。
■そのショップの評判(技術力や面倒見の良さ等)を長く出入りしているドライバーから聞く。
■自分の気に入っているパーツ(タイヤ・ショック・ブレーキ等)をメインで扱っているショップを選ぶ。
■競技経験やそのショップでの在籍期間が長いドライバーが多いショップを選ぶ。
(永く続けるられる様なシステムやアドバイスが期待できるから。)
■一度ショップを決めたらよほどの事が無い限り変えないこと。
ただし、少しでも信頼できないと感じたら、すぐにでも他のショップを探すこと。
■ショップを信頼したのであれば、車輌選択から改造・イベント選択までを全面的に任せること。
■他のショップにも同時に出入りするような人間は絶対にショップからの親身なアドバイスや援助は受けられない。
☆所属クラブの選択(クラブは組織・一度入ったなかなか辞められない?)
■クラブの選択はショップの選択と同様、モータースポーツを続ける上で大変重要なことである。
■JAF公認ジムカーナをするには、JMRCに所属しているJAF登録クラブに所属することを強く薦める。
■JAF登録クラブには、公認クラブ・加盟クラブ・準加盟クラブの3種類がある。(JMRC承認チーム制度も制定されている。)
■クラブの性格の違いで大きく分類して、
@個人クラブ・Aショップ系クラブ・Bメーカー系クラブ・C企業形態のクラブの4種類がある。
@個人クラブ
仲間が集まって作った比較的少人数のクラブで準加盟クラブや加盟クラブ、JMRC承認チームに多いい形態である。
アットホームな雰囲気で楽しめるが、強力なリーダーがいないとクラブの継続的な維持管理が難しく、
メーカーやショップとの強力なつながりがないクラブの場合は各種援助を受けにくい。
Aショップ系クラブ
モータースポーツショップが独自に設立したり、ショップの常連客が作ったクラブで比較的人数が多く、
ほとんどが加盟クラブである。クラブの母体がショップの為に各種援助を受けやすいが、
使用するパーツのメーカーを限定される場合がある。また、ショップの廃業に伴ってクラブが解散することもある。
Bメーカー系クラブ
各自動車メーカーのバックアップで設立されたクラブで公認クラブが多く所属クラブ員は非常に多い。
そのメーカーの車を使用して参加している場合には、各種援助が期待できメリットも多いが、
そのメーカーの車の競技における性能が低下した場合に他メーカーの車を選択しにくい。
C企業形態のクラブ
主に競技会の主催を目的に設立された株式組織を母体にしたクラブで、加盟・公認クラブが多い。
競技にドライバーとして参加することより、主催者として参加したい人に向いている。
■歴史が永く、所属人数が多いから良いクラブであるとはかぎらない。
■代表者や幹部が競技規則に精通し、JMRC等の定例会に積極的に参加し常に最新情報を収集しているクラブを選ぶ。
■クラブの練習会で、シートベルト・ヘルメット・グローブ・レーシングスーツ(長袖・長ズボン)・
運転席の窓を閉める等の最低限の安全指導が出来ない様なクラブは選択しない。
■ドライビングやセッティングの相談が出来る先輩が多いクラブをさがす。
☆競技車輌の車種選択(車選びは株と同じ・安く買って高く売るタイミングが大切)
■モータースポーツは道具を使うスポーツなので、運転技術レベルが同じなら道具の善し悪しが成績を左右する。
■JAF公認のジムカーナでは排気量や駆動方式、タイヤ種類等でクラス区分されているので、どのクラスで参加するか?で車輌選択が大きく変わる。
■競技車輌を選ぶ際には雑誌やSNS等の情報を鵜呑みにせずに、ショップやクラブの先輩に相談すること。
■全日本のトップドライバーが乗っている車種が初心者や入門者にも適した車種とは限らない。
■車種は駆動方式にこだわらずに競技車両としてのポテンシャルで選ぶこと。
■どの車でもフルジムカーナ仕様にするには車輌代金プラス100万円以上は必要なので、十分に予算を考えて車を選択すること。
■入門者・初心者はNAのFR車やFF車から始めたほうが良い。
(ジムカーナドライビングを勉強するのに最適で車輌代や製作コスト・維持費が安いから。)
■輸入車や人と違う特殊な車を選択すると改造パーツの選択範囲が狭くセッテイングに苦労する。
■車種によって機械式LSDを装着しターンの旋回時に無理をすると
簡単にドライブシャフトが折れる可能性が高いので選択は慎重にすること。(特にFF車両)
■フルチェンジした新型車を競技車にする場合には、専用パーツが開発されるまでセッテイングが煮詰まらず、
頻繁な競技パーツ交換により製作コストが高く付く場合があるので初心者は発売1年後のマイナーチェンジ車がお奨め。
■新車から競技車を作るのがベストな方法ではあるが、
車輌の購入するのにローンを組まなくてはいけないような経済力の場合は、無理をしないで現金で買える競技車両の中古車を探すこと。
自分の経済力を無視して価格の高い車を購入すると改造費や参加費が不足しジムカーナを長く楽しめなくなる。
■新車でも中古車でも改造する費用は同程度に必要なので、程度の良い競技車の中古を探すのが経済的にも薦められる。
■競技車の中古を買う場合は出来るだけ前の所有者がわかっている車を選ぶこと。
(知り合いやクラブ員の車を譲り受けるのが最も賢明である。)
■程度の良い中古競技車を買うチャンスはシーズンオフ前の9月からシーズンインの2月に集中している。
また、競技車両ベースの新型車両が発売される前後は、上級ドライバーの競技車を手に入れるチャンスがある。
■実際に競技会に参加していた車の方が、実戦未参加の車よりセッテイングが煮詰まっている場合が多いので
再セッテイングにお金がかからない。
■競技に長期間使用した車は車体疲労が進んでいる場合が多いが、こまめにメンテナンスされている車であれば特に問題は無い。
ただし、安く買わなくては意味がない。
■必ず事故歴を確認する。(事故の程度や交換したパーツ・ボディ修正の有無等を詳しく。)
■横転等で屋根が潰れるような事故を起こした車は車体剛性が不足する場合があるので、
モータースポーツに再使用するのは難しい。
■年式の古い中古車を買う場合は競技パーツや純正補修パーツが現在でも手に入るかどうかを確認すること。
■エンジンルームの汚い車は外観がきれいでもメンテナンスが悪い場合が多い。
■中古競技車を買う場合は必ず車輌の改造内容が解る仕様書や純正部品・スペアパーツ等は全てもらっておくこと。
■いつ車両規則が変更されるか判らないので、交換した純正部品が付属されない中古競技車両は選択しない。