アルファ・ワークスガレージ

レーシング・シフトノブの解説





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何で「レーシング・シフトノブ」に交換する必要があるのか?

「レーシング・シフトノブ」はその装着の必要性を問われて、
明確な答えを出せる人が非常に少ない、珍しいスポーツパーツです。

昔は、その「機能性」よりも「ファッション性」に重点が置かれていている製品がパーツ市場に数多くあふれていました。
その為に、シフトノブの交換に関して、必要性を感じない人が多くなってしまっています。
確かに、見た目の形状のみを重視し、本来の機能をおろそかにしている様な
社外シフトノブを購入してしまった人は、お金の無駄使いと思ってしまうでしょう。

それでも、アルファは「レーシング・シフトノブ」はモータースポーツにおける「重要な機能パーツ」であると主張します。
ミスの無い、素早いシフトワークの実現とレーシンググローブを装着しての、
ハードドライビングには、純正ノブの形状やサイズでは十分な対応は出来ません。

レーシンググローブを通しての、シフト感覚はどうしても鈍くなり、
同じシフトノブでも素手の時よりも、サイズが大きく感じ、握りにくくなります。
その為に、レーシンググローブを使用したときに、
違和感無くフィットする形状のシフトノブが要求されます。

また、純正の重いシフトノブはミッション振動による、頭部の振れが大きく、車種によっては、シフト抜けの原因にもなりますので、
軽量なレーシング・シフトノブはその点でも十分な効果が期待できます。

※同一製品の「レーシング・シフトノブ」や「ステアリング」を車を乗り換えても継続的に使用することは、その車に早く慣れる為には、
非常に有効な手段だとアルファでは考えています。



細長の棒状タイプと球状タイプ、どちらが良いのか?

色々な考え方があると思いますが、アルファでは「細長の棒状タイプ」を薦めています。

「球状タイプ」は通称「WRCタイプ」と呼ばれている製品ですが、
「細長の棒状タイプ」に比べて「送り込みシフト」がしにくくなりますし、
レーシンググローブをはめてのシフトワークでは、シフトノブ自体が大きく感じられますので、
それらの点をふまえて、アルファでは「細長の棒状タイプ」を薦めています。

また、「細長の棒状タイプ」は長さ選択により、車種毎にシフトノブの適切な高さを実現できますが、
「球状タイプ」の場合には適切な高さにするためには、中間ジョイント等が必要になります。



材質によって違いはあるのか?

現在市販されている「レーシング・シフトノブ」は、
大きく分類して「金属製」と「樹脂製」の2種類が存在します。
「金属製シフトノブ」は、「アルミ製」と「チタン製」の2種類が多い様で、
「樹脂製シフトノブ」は、「ジュラコン」等の硬質プラスチック製が主流です。

金属製のシフトノブは「ファッション性」を重視するユーザーから好まれますが、
「機能性」を重視するユーザーは樹脂製のシフトノブを好んで使用しています。

「機能性」を考えると、重量のより軽い樹脂製ノブの方が、
優れていると言えますし、価格設定も安めなので、
アルファでは「樹脂製」をお薦めしています。



購入上の注意点は?

「レーシング・シフト」は「機能パーツ」ですので、単に付ければOKとは言えません。
ドライバーの身長や手の長さ、シートポジション等を考慮し、
適切な長さ(高さ)選択が非常に重要なポイントになります。

派手なパッケージや奇抜な形状に惑わされずに、
握りやすく、軽量な製品を選んで下さい。

また、ナイロンスリーブ式でネジピッチを共通化している製品も有りますが、
ハードなドライビングで、ナットが緩む可能性が大きいので、
車種別のネジピッチをそれぞれ設定している製品を選んで下さい。



お薦めの製品は?

アルファでは「細長棒状タイプ」で抜群の使用感を誇る「リジット・シフトノブ」をお薦めしています。





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