アルファ・ワークスガレージ

ペダルラバー(ハイリフトタイプ)の解説

RIGIDペダルラバー(PM001)

純正ペダルラバー vs RIGIDペダルラバー

ペダルラバー概念図


何で「ペダルラバー(ハイリフトタイプ)」が必要なのか?
人間の体型(手足の長さ等)は千差万別ですが、現在の車のペダルレイアウトや
ステアリングレイアウト、シートレイアウト等はそれに十分対応しているとは言えません。
オートマチック車両の場合には、ブレーキペダルとステアリングの位置関係を調整すれば、
それなりに満足出来るポジションを実現出来ますが、マニュアルトランスミッション車両では、
クラッチペダルのレイアウトがポジション決定に強い影響を及ぼします。

純正のペダルラバーの場合には、クラッチを切りきったポジションを重視すると、
体型によっては右足が縮まり、ヒール&トー等のペダルテクニックを
十分に使うことが出来なくなりますが、ハイリフトペダルラバーを装着することで、
クラッチを切りきる位置が手前になるので、
シートポジションを1ノッチ後方に下げることが可能になります。
その結果として右足のワークスペースを十分に確保出来るようになりますので、
よりベストなドライビングポジションを確保することが出来るようになります。


開発のきっかけは?
「ハイリフトタイプ・ペダルラバー」の開発のきっかけは、某女性ジムカーナ選手からの要請です。

小柄で身長の低い女性ドライバーは、どうしてもクラッチペダルを切りきれる位置に
シートポジションを合わせると、シート位置が極端に前方に移動するので、
体とステアリングの距離が危険なほどに近づいてしまいます。
その為に、当初は純正ペダルを二枚重ねて対応していましたが、
脱落や剥がれ等の危険性を考慮して、
今日のような一体成形品を製作することになりました。


材質や形状について
ペダルの位置を嵩上げするには、純正ペダルの上にアルミペダルカバー等を
張り付ける方法もありますが、ペダルタッチが変わったり、引っかかりや
脱落等のデメリットも考えられますので、その点を留意して、
純正ペダルラバーと同様にゴムを基本素材としています。
だたし、純正のペダルラバーよりも硬度の高い強化ゴムを使用し、
ペダル本体からの万が一の脱落を防止しています。


どのペダルに付けるのか?
一般的な国産車のクラッチペダルとブレーキペダルは同一形状のペダルラバーを
使用していますので、ブレーキペダルにも装着可能です。
サーキット走行等でのフルブレーキング時にブレーキペダルが奥に入ってしまう車に
装着されているユーザーもいますが、ブレーキペダルラバーの位置が上に上がることにより
アクセルペダルからの踏み換え時に足が引っかかる可能性も考えられますので、
装着する車種によっては危険性があります。(十分に注意して下さい。)


装着のコツは?
ハイリフトタイプのペダルラバーは強化ゴムを使用しているので、脱落し難くなっていますが、
反面、ペダルに装着する時には、その分堅くて苦労します。
装着時に熱湯でペダルラバーを暖めて、十分に柔らかくしてから装着したり、
石鹸水を塗って装着したりする方法をお薦めします。
(浸透性潤滑剤等はゴムを浸食する可能性が高いので絶対に使用しないで下さい。)





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